
本記事では、佐藤友美さんの著作『書く仕事がしたい』から学んだ書く仕事の実態をご紹介します。
本記事では以下のような方に読んでいただきたく執筆しました。
- 書く仕事に興味がある・従事したいと思っている方
特にライター・エッセイスト・コラムニストの話がメインです。
『書く仕事がしたい』から学んだ書く仕事の実態
書く仕事の種類
大きく分けて書く仕事は2つになります。
- 執筆業
- 間接的に書く仕事
執筆業
これは実際に自分で文章を書く仕事です。
この中でも、さらに以下の2つに分かれます。
- 自分でテーマを決め、自分の意見を中心に書く
- 他者に取材をして、他者の意見を汲み取り、書く
自分でテーマを決め、自分の意見を中心に書く仕事
例えば以下のような仕事です。
- 脚本家
- 小説家
- エッセイスト
- コラムニスト
他者に取材をして、他者の意見を汲み取り、書く
これは主にライターのことです。
- スポーツライター
- 書籍ライター
- 美容ライター
- フードライター
- etc
他の間接的に書く仕事
直接自分で文章を書くわけではないが、書く仕事のそばにいる人たちのことです。
例えば、以下のような職業です。
- 編集者
- 校閲・校正者
執筆業の仕事内容

ライターの仕事内容
一言で言うと、ライターは「他者の話を正確にわかりやすく翻訳する仕事」です。
主な仕事内容は以下で構成されています。
- 編集者と企画を考える
- 取材をする
- 記事に必要な撮影をする
- 記事を作成する
- 記事修正をして仕上げる
- 納品する
ライターは基本的に他者の意見を書くので、自分の中に書きたいテーマがなくても良いというのが特徴です。
エッセイスト・コラムニストの仕事内容
これらはライターと異なり、自分のテーマを自分の意見を中心に執筆します。
そのため、ライターのように取材は必須ではありません。ただそれ以外の部分は同様で、記事を作成して、修正・仕上げ、納品です。
自分のテーマで書く必要がありますが、佐藤友美さんは戦略的な書き方を提案してくれています。
- 自分の専門分野で書く
- 自分で調べながら書く
つまり、なにかしら専門性がある人はその分野を書く。ない場合は興味がある分野や流行りの分野でも良いので、調べながら書く。そうすることで、特別な知識がなくても執筆できます。
書く仕事に就く手段
実際にどうやって書く仕事に就けばいいのかというと、以下のような方法が挙げられます。
- 知り合いのつて
- 誰かに師事する
- 編集部に勤める
- 募集要項に応募する
いずれにせよ、自分の力を説明するポートフォリオは必要です。
執筆業で大切なこと

最後に執筆業に従事するうえで、共通して重要なポイントを紹介します。
以下の3点が特に重要です。
- 好奇心・質問力
- 需要を見抜くこと
- 文章力(わかりやすく、面白く)
取材する場合は相手の話を聞くために、質問力が必要です。そして、その質問は好奇心から来るものです。自分でテーマを決める場合においても、そのテーマを掘り下げるための好奇心は必要でしょう。
また、記事を作成する意図は読者に読んでもらうことです。したがって、読者がどういう内容を求めているかを見抜く必要があります。
最後に、文章力です。最低限わかりやすく、明瞭な文章構造で書く必要があります。そして、より読者を引き付けるためには面白く書く必要があります。
面白く書くについて、筆者の佐藤友美さんはオリジナルな切り口でものごとを捉えることがポイントだと言います。
例えば、物語にしても登場人物に着目するのか、ストーリーに着目するのか、舞台に着目するのかなど様々な視点があります。さらに、登場人物の中でも性格から切るのか、見た目から切るのか、仕事や功績から切るのか多様な切り方があります。
この組み合わせで希少性、独自性を狙うということです。
ただし、他の要請(明瞭な文章、読者の需要)を同時に満たすことを注意しなければなりません。
まとめ:『書く仕事がしたい』から学んだ書く仕事の実態
本記事では、佐藤友美さんの著作『書く仕事がしたい』から学んだ執筆業の実態をご紹介します。
まとめると
- 書く仕事には実際に書く人、書く人の周りにいる人がいる
- さらに、実際に書く中でも自分の意見を書く仕事(脚本家、小説家、エッセイスト、コラムニストなど)と他者の意見を中心に書くライターに分かれる
- いずれも好奇心・質問力、需要を見抜く力、文章力(わかりやすく、面白く)が必要
です。
本記事が、書く仕事に興味がある方へ少しでもお役に立てば幸いです。ご拝読ありがとうございました。
他の記事でも読書で得た知識をアウトプットしています。よろしければぜひご拝読ください。
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