はじめに
フィリピン留学を検討する際、多くの人が悩むポイントが「マンツーマン授業」か「グループ授業」かという選択です。どちらも英語力向上に役立ちますが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。さらに、学校によって国籍比率も大きく違い、クラスの雰囲気や交流の幅にも影響します。 今回は、私がフィリピン・セブ島で実際に体験した授業スタイルと、学校の国籍比率のリアルを詳しくご紹介します。これから留学を計画している方が、自分に合った学び方を選べるよう、参考になれば嬉しいです。
目次
マンツーマン授業の魅力
グループ授業の魅力
生徒の国籍について
グループかマンツーマンかどちらが良い?私の結論
セブ島英語留学で意識すべきこと(体験談)
おすすめ勉強法
体験談紹介
1. マンツーマン授業の魅力
留学初日から感じたのは、マンツーマン授業の圧倒的な密度 です。 1対1なので、自分が話さないと授業が進まない環境 。初心者でも遠慮せず英語を口にでき、間違いもその場で先生が直してくれます。
特にスピーキング力の伸び は実感しやすく、「授業中はずっと英語を話している 」という状況を作れるのが最大のメリットです。
また、先生が自分のレベルや弱点に合わせて教材や話題を選んでくれます。よって、効率よく学べます。クラスによってはTOEICやIELTSなどの試験対策もあります。
2. グループ授業の魅力
一方、グループ授業は他国籍の学生との交流することができます。 私のクラスには韓国、中国、台湾、中東出身の学生が在籍していました。授業中のディスカッションでは多様な視点を学べました。 さらに、授業外で一緒に食事に行ったり、週末旅行をしたりと、日常会話の中で自然な英語表現が身につく 環境が広がります。
「教科書英語」だけでなく、スラングやフレーズ、多様な文化背景に基づく言い回しも学べるのは、グループ授業ならでは の魅力でした。
3. 生徒の国籍について
先ほど、国籍について少し触れたので、私が通っていたセブ島QQENGLSHの生徒の国籍についてご紹介します。
私が通ったセブ島の学校は、日本人比率がやや高めで、体感全体の約5割が日本人、2割が中国人、残りが中東や韓国、台湾、ヨーロッパ出身者という構成でした。 日本人が多い学校は安心感がありますが、つい日本語で話してしまう誘惑もあります。正直、ほとんどの日本人学生が日本人同士で日本語で会話していました。 逆にヨーロッパや中東系が多い学校では、必然的に英語を使う環境が強化されます。
公式サイトやパンフレットだけでなく、SNSや留学体験談ブログを活用して国籍比率を事前に調べましょう。比率はシーズンやキャンペーン時期によっても変動します。
4. グループかマンツーマンかどちらが良い?私の結論
どちらにも明確なメリットがあるため、マンツーマンを中心に、週数回グループ授業を組み合わせるのが最強 というのが私の結論です。 マンツーマンは話す機会の最大化 と弱点の集中補強 に最適。つまり、初心者だけでなく、中級者でも短期間で発話に慣れる には無類の効果があります。 特に、日本人は英語を話すことに抵抗がある人が多いと思います。グループレッスンならなおさら話せない人が多いでしょう。 その点、マンツーマンは、授業を進めるために自分が話すしかありません。 なので、日本人×初心者には絶対におすすめです。自分の体験では話していくうちに、ちょっとずつ話ができるようになり、自信がついてきます。 自信がついてくれると、フィリピン人にも英語で話しかけられるようになります。そうすると、英語での日常会話が自然と身についてきます。 このような好循環を生み出すためにも、メインはマンツーマンレッスンがおすすめです。 個人的にグループ授業は交流を作る場と割り切ってよい と思います。 おすすめは、マンツーマンで得た内容をグループでできた友達にアウトプット するです。 こうすることで、日常会話で使用する実践的な英語力が身に付きます。 これにより、短期間で基礎を固めるかつ長期的な交友関係もでき、継続的に英語で話す動線ができます。 そもそも、留学のメリットは交友関係を作ったり、新しい価値観を得るということにもあります。ただ英語だけを勉強するなら国内のオンライン授業で十分だと思います。また、英語は会話”手段” です。英語を使ってかけがえのない友達や思い出を作る。そこに深い意味があると思います。 なので、その価値のある交友関係を築くきっかけとしてグループレッスンも少量とることを強くおすすめします。 特に、私みたいにがつがつ交友関係を自分から築けるタイプではない方はおすすめです。
現地で交友関係ができると、一緒に観光地にいき楽しむことができます。 下のビーチは、現地でできたフィリピン人の友人と一緒に行きました。 このビーチに行くまでに、バスに乗り間違えて、名前のわからない土地につきました。そこから、なんとかして現地のバイク運転手を見つけ、目的地を知らせて、予定よりも3時間遅れてやっとたどり着きました。Google mapにも道が乗ってないような、未開の道を共に走ったこのひと時は私の財産です。 とてもあつくなってきましたが、私はただ英語を手段としてこのような体験を味わってみてほしい なと感じています。現地の友達と行きたいおすすめセブ島観光スポットはこちら
5. セブ島英語留学で意識すべきこと(体験談)
まず、結論から言うと英語は話さない限り、話せるようにはなりません。 現地に着いて痛感したのは、完璧な文法よりも伝わること が圧倒的に重要だということです。 実際、フィリピンでは英語が広く使われていますが、文法が多少ラフでも自信をもって話す 人が多い印象でした。はっきり言って、現地のショップ店員は文法的にめちゃめちゃな英語を使ってました。 ただ考えてみてほしいのは、文法的にめちゃめちゃな日本語を私たちも使用していませんか? 全ての日本語で、主語+述語+目的語の型で話してますでしょうか?ネイティブにとって、正しい文法ということはあまり気にすることではない のだと思います。 つまり、英語はコミュニケーションの道具 にすぎません。よって、100点満点を狙うより、60点でも笑顔で言い切る 方が、会話は進みます。 そして、会話を続けていくと、自然と日常の言い回しを覚えていきます。そうすれば、自然と英語が話せるようになります。加えて、英語で会話することが好きになると思います。
私たちは学校で教えられた文法的な正しさをもう追い求めなくても良いと思います。
6. おすすめ勉強法
大前提、私はとにかく話すこと・コミュニケーションをとることをおすすめします。 なぜなら、英語だけでなく、交流も広がるからです。 ただ、いきなり現地の人と交流することはハードルが高いと思います。 例えば、①話しかけるハードル②伝わらなかったらどうしようのハードル③聞き取れなかったらどうしようのハードル。 おそらく①のハードルは②、③の不安から来ている気がするので、②、③について英語会話の中でどう乗り越えたかをご紹介します。これらの最初の壁を壊す方法 として、とても使える以下のフレーズを覚えておきましょう。 一つ目は、「How do you say this in English?→英語でなんていうの?」 です。 よく会話の中で、英語でなんて言ったらいいのかわからない。 が結構ありました。解決策はもはや直接聞いてしまうです。 これの良い点は、自然と会話が広がる+ネイティブが自然に使う言葉を教えてもらえること です。 また、心理的にも、わからんかったら聞けばいいと思うことで、会話をするハードルが下がります。 実際、私はわからない英単語や自分が使う英語が正しいかどうかのチェックに友人に対してこのフレーズを言いまくってました。
二つ目は「Sorry, come again. →ごめん、もっかい言って」 です。 これも他力本願的な話です。聞き取れなかったら、聞き取れるまで教えてもらえば良いのです。 このような心持ちが、会話のハードルを下げてくれました。
また、月並みですがネットフリックスで好きな映画を英語で見る 。も効果的でした。Language Reactor というツールを使えば、ネットフリックスが英語+日本語字幕で見れます。加えて、覚えたい文章を保存し、Anki単語帳アプリ でインポートすることができます。 つまり、ボタンをポチポチ3回くらい押せば、単語帳アプリに覚えたいセリフの英語+日本語訳が自動で登録 されます。さらに、これらは音声付で登録可能 です。 しかも、Youtubeにも対応 してます。 これらのツールを利用して、単語帳に単語をまとめる時間をなくし、効率よく単語を覚える仕組みを作りましょう。 カエデさんと言う方がわかりやすく、Language Reactorの使用方法を解説していました。ご興味あれば、参考までに紹介しておきます。カエデさんのLanguage Reactorの使い方紹介リンク
まとめ
フィリピン留学の授業スタイルは、マンツーマンもグループも一長一短があります。初心者や試験対策重視ならマンツーマンが有利ですが、実践的な会話力や異文化交流はグループ授業が効果的。両方を組み合わせることで、効率的かつ楽しい学習が可能になります。
また、学校選びでは国籍比率にも注目し、自分が求める環境に近い学校を選ぶことが大切です。 留学は学びだけでなく、世界中の人と繋がるチャンス。授業外の時間も存分に楽しみながら、英語力を伸ばしていきましょう。