英語不要と言われも私は勉強する価値があると思う

英語不要と言われても私は勉強する価値があると思う

本記事では、英語不要と言われる世の中でも、私が英語を勉強する価値があると考える理由を実体験をもとに解説します。

以下のような方にぜひ読んでいただきたく、本記事を執筆しました。

📝 本記事はこんな方に向けて書きました。

  • 英語を頑張って勉強している方
  • 海外に興味がある方
  • 英語学習にモチベーションが湧かない方

また、本記事の信頼性について、以下の事項に留意して執筆しています。

 

📝 本記事の信憑性について

私は2024年にマルタへ留学、2025年には半年間フィリピンセブ島に留学しました。そこで、英語を学習し、今の彼女(フィリピン人)と国際交際をしています。

その経験から本記事の信憑性を担保するために以下のポリシーに準拠して執筆しています。

 

📝 本記事のポリシー

  • 私自身の留学で経験した一次情報ベースで書く
  • 私自身の国際恋愛で経験した一次情報ベースで書く
  • 客観的視点も入れ、公平性を保つ

※本記事には、一部アフィリエイトリンクが含まれています。

英語不要と言われも私は勉強する価値があると思う

前提:なぜ英語不要と言われているのか?

英語

✔︎ 1. 「日常生活で英語がほとんど必要ない」

日本では日常生活・文化・仕事の多くが日本語だけで完結できるため、「英語は必要ない」と感じるのでしょう。

確かに、日本にいて英語を使用する場面はほぼ皆無だと私も思います。

関西学院大学社会学部寺澤教授の日本人就労者の英語使用の実態と意識を調査した2022年の研究によると

  • 仕事で週1回以上英語を使用する人は7.9%であった
  • さらに、英語を話す機会よりも読むなどの受容スキルの方が2倍以上多い

ということがわかりました。

つまり、日本人で仕事で使用する人は少なく、また仕事で使うにしても英語を話したりする機会は1/3程度だということです。

参考
引用元

寺澤拓敬 (2023). 「How Do Japanese Workers Experience and View International Communication?: A Web-based Questionnaire Survey」『関西学院大学社会学部紀要』第140号, 149-169頁.

調査手法:English use frequency among Japanese workers (社会学論文)
  • 調査名:The Survey of Japanese Workers’ English Use (Second Wave)
  • 実施時期:2022年(実施/March 2022)
  • 方法:Web パネル調査(Cross Marketing モデル)
  • 対象:日本在住の就労者(25~64 歳/週20時間以上労働)
  • 標本数:2,151 有効回答
  • 実施主体:Takunori Terasawa(関西学院大学社会学部 教授)

寺澤拓敬 (2023). 「How Do Japanese Workers Experience and View International Communication?: A Web-based Questionnaire Survey」『関西学院大学社会学部紀要』第140号, 149-169頁.

✔︎ 2. 翻訳技術の進化で「学ばなくても済む」と感じられる

近年ではAI翻訳などの技術が発達し、実用的な翻訳が容易になっています
そのため「英語を学習しなくてもよい」という議論も出ています。

これもその通りだと思います。もし、英語がわからなくて、困った場合でもスマホ一つで音声翻訳、テキスト翻訳ができます。

先の調査で、仕事で利用する機会も少なく、さらに仕事で使う際には英語を話すよりも英文を読むなどの受容スキルの方が2倍以上多いと言いました。

つまり、仕事で英語を使用する機会が少ないうえ、その仕事で求められる6割以上がAI翻訳で代替できる英文を読むなどの受容スキルだということです。

さらに、話すに関しても音声翻訳を利用すれば、今でも会話はできるでしょう。

また、最近ではスマートグラスという眼鏡×翻訳機能を兼ね備えた製品も発売されています。今後、まずまずリアルタイム性と正確性を兼ね備えたスマートグラスが開発される可能性が高いです。

スマートグラス

私が英語不要だなと感じた身近な出来事の例

例えば、私は大学院時代に化学の研究をしており、英語で論文を執筆し、化学の雑誌に出版していました。

また、毎日論文を読んでいましたが、論文は英語で書かれていることがスタンダードでした。

そのため、当時は辞書などで英単語を調べながら、頑張って読み書きしていました。

しかし、今では翻訳に打ち込めばすぐさま日本語に変換できますし、なんなら論文のpdfを読み込めばAIが内容の要点を瞬時に日本語でまとめてくれます。

アカデミックの分野において、英語を使用する機会は減ってるだろうなと感じました。

私が英語を勉強する価値があると思う理由

具体_イメージ

以上のように、技術の発展や需要の低迷を背景に、英語不要という意見があるのは理解できると思います。

しかし、この事実を知ったうえで私は英語を勉強する価値があると思います。

海外の人と国境を越えて仲良くなれる

海外では15億人以上が英語を話すと言われています。なので、英語ができると多くの外国人と話すことができます。

たしかに、翻訳機でも意思疎通はできるかもしれませんが、やはり自然な会話や相槌を通して仲良くなる部分はあると思います。

2025年の夏にスイス人が私の実家にホームステイしたことがあります。その際、英語がそこまで堪能ではない母と比べると、私の方が打ち解ける時間は早かったです。

そして、同じ言語で会話をするからこそ、腹を割って貴重な話をしてくれました。

例えば、今問題となっている移民について、実際に現地に住んでいる住民の意見を教えてくれました。彼女いわく、受け入れる場所も仕事も限りがある一方で、地中海を命がけで泳いでやってくるところも目にするから、とても複雑な心境になるとのことでした。

このように、腹を割って世界の国について知ることはとても面白く、興味深いものです。

私自身も英語を学んでいなければ、今のパートナーと国際恋愛する機会はなかったと思います。

生き方の選択肢が広がる

英語ができるようになると、英語コンテンツや仲良くなった友達を通して、海外の文化や価値観を知ることができます。

すると、日本の考え方+海外の考え方を知れるので、自分の好きな方を選択できます。

一方、日本の考え方だけを知っていると、それに沿って生きるほかありません。そして、それがあなたの幸せに合うかどうかもわかりません。

読書も同じことが言えるかもしれません。要するに、他人の生き方・考え方の情報が何種類も見られるので、生き方の選択肢が広がり、自分に合った生き方ができる期待値を稼ぐことができるということです。

日本の良さに気づける

日本文化

日本語だけ知っていると、日本のコンテンツばかりを見ると思います。YoutubeやInstagramのおすすめ欄の動画はどれも日本コンテンツではありませんか?

そうすると、知識が日本国内ばかりに限定されると思います。

日本のことだけしか知らなければ、比較対象がないので、日本の良いところも悪いところもよくわかりません。

その点、英語を勉強していれば、自然と英語コンテンツを見るようになります。すると、海外との比較や、日本にいるだけでは気づかない海外からみた日本の良さがわかります。

例えば、海外コンテンツでよく流れるのは日本の「野菜無人販売所」です。

海外の方からすると、crazyの一言です。それだけ日本は平和で治安が良いです。

フィリピン人彼女

フィリピン人彼女

あれを初めて見たときは正直びっくりした。フィリピンではありえない。

このように、海外のことを知り、比較を通して日本の素晴らしさに気づけます。私は日本に住んでいて、日本が素晴らしい国だと誇りに持てることは嬉しく感じます。

海外に行きやすい

いくら翻訳機が発展しようと、メンタル的な言語障壁は健在だと思います。要するに、頭ではスマホを使えばなんとかなると思っても、いざ行くとなると不安になりませんか?

その点、すこしでも英語ができるとメンタル的な言語障壁を突破し、海外旅行に行くという選択肢が候補に入ってきやすいです。

私もマルタには知り合い0の一人で行きましたが、多少英語を勉強していたおかげで、これといった不安なく楽しむことができました。

海外に行くチャンスをつかめる

あなたが上司なら、英語ができる部下とできない部下、どちらを海外出張に連れていきますか?

能力や実績が同程度なら、英語ができる方を選ぶと思います。

そのため、もし海外出張にご興味があるなら、英語を学んでおくとそのチャンスをつかみやすいと思います。

実際、私も社会人3年目の時にアメリカに出張しました。その際は、私が海外に興味があり、多少英語ができるという理由だけで行くことができたようなもんです。

なので、英語を学んでおくと、チャンスを拾える期待値が高くなります。

最後に伝えたいこと

結局は英語も他の言語もコミュニケーションツールです。

よって、学習する目的の方が大切です。つまり、あなたは英語を使って何がしたいのかを考えるのが大切だと思います。

逆に、英語を使って何もしたいことがなければ、英語不要かもしれません。英語学習の時間を何か自分のしたいことに使った方が有意義だと思います。先の説明のように、日本では今のところ、使用する機会が低いので。

英語不要かどうかの前に、もし英語を使うならあなたは何がしたいですか?

まとめ:英語不要と言われも私は勉強する価値があると思う

本記事では、英語不要と言われる世の中でも、私が英語を勉強する価値があると考える理由を実体験をもとに解説しました。

英語不要と言われる背景には

  • 「日常生活で英語がほとんど必要ない」
  • 翻訳技術の進化で「学ばなくても済む」と感じられる

などが挙げられます。

それに対して、私が英語を勉強する価値があると思う理由は

  • 海外の人と国境を越えて仲良くなれる
  • 生き方の選択肢が広がる
  • 日本の良さに気づける
  • 海外に行きやすい
  • 海外に行くチャンスをつかめる

です。

本記事が英語学習や海外に興味がある人へ少しでもお役に立てれば幸いです。

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