「自分には才能がない…」
そう悩む人は意外と多くいると思います。私も同僚や同級生と比較して自分には才能がないと思い、絶望していました。
ただ、悩んでいる状況を打破するには「才能とはなにか」、そして「才能の見つけ方」を知り、自分の才能を見つけるしかありません。
そこで本記事では、
- 才能とは何か?
- 才能の見つけ方はどうすればいい?
- なぜ自分には才能がないと思ってしまうのか?
という疑問を2冊の本の内容を参考にしながら、深掘りしていきます。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
参考にする書籍はこちらになります。
- 『天才性が見つかる才能の地図』
- 『さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0』
才能とは?「天才性が見つかる才能の地図」から読み解く本当の意味

私たちが使う「才能」とはなにか?本当に生まれ持った優れた才能のこと?
「才能とは何か?」
この問いに、私たちはどうしても“生まれつき備わった優れた能力”のことを思い浮かべてしまいがちです。
また、辞書的な意味で「才能とは何か?」を確認すると以下になります。
才能とは、生まれつき備わった性質や能力、あるいは特定の分野で優れた力を発揮できる素質のこと。
しかし、私は『天才性が見つかる才能の地図』を読んで、私たちが使用する「私には才能がない」や「才能が欲しい」という「才能」とは能力そのものではなく、自分の能力が発揮できている状態のことを指すのではないでしょうか?
才能とは単に生まれ持った優れた能力のことではない理由
例えば、あなたが”計算が早い”という能力があるとします。難しい計算や数式も瞬時に解けます。
しかし、あなたの仕事はスポーツインストラクターだとします。業務で計算する機会はありません。
この条件で、あなたは「私には”計算が早い”という才能がある」と実感できるでしょうか?
こう思いませんか?
「別の才能が欲しい」
一方、あなたの仕事がスポーツトレーナーではなく、金融トレーダーだったとします。トレード判断にはリスク計算や期待値計算などを瞬時に行う必要があるでしょう。
そして、その環境ではあなたの”計算が早い”という能力が発揮され、上司や会社からの高評価を受けたとします。
今度は「私には”計算が早い”という才能がある」と実感できたのではないでしょうか?
つまり、私たちが「才能」という言葉を使うとき、自分の優れた能力を活かし、何かしらの高評価を受けている状態を意味しているのではないでしょうか?
したがって、私たちが望んでいるのは
- 自分の優れた能力を見つけること
- その能力が発揮され、高評価(良い結果)を受けること
の双方だと考えます。
才能の見つけ方 1: 自分の優れた能力を見つける
まず、自分がなにかが得意か・好きか、どういう個性を持っているかをある程度把握しておくと良いでしょう。
そこで役立つのが『さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0』
概要・学べる事
- 本書の同封されたアクセスコードを使用し、テストを受ける
- 自分の強みの種(思考・感情・行動パターン)を34の資質から分析
- 明らかになった自分の強みを活かすための具体的行動アイディアを学べる
- また、その特徴を持った人が身近にいる場合の接し方も学べる
例えば私の場合、ストレングスファインダーを受けてみて、自分には以下のような個性があると気づきました。また、「たしかに」と腑に落ちたものばかりでした。
| 主な特徴・個性 | 活かし方・思い当たること |
| 異なる価値観を理解することのが得意 複数の意見の合意点を見つけることができる | 海外の人と話すことが好き 対立構造を理解し、仲裁する際に力を発揮 |
| 行動する前にリスクや問題点を冷静に把握してから決断する | ノリと勢いで動くチームでバランスを取る役割として力を発揮 |
| 自分が優れていることに価値を感じる 自分の強みや他者の強みを分析する傾向 | 弱点は人に任せて、強みを極める方が合う サポート役や相談役で力を発揮 |
| 一人で考えることが好き 思考を刺激する哲学・心理・文学が好き | 考える時間をスケジュールする 考えたアイデアを保存しておく プロジェクトでは最初から関わることで思考力がより活かしやすい |
| 新しい知識を集めるのが好き | 得た情報を整理して保管する アウトプットのための環境を整えておく |
このように、ストレングスファインダーを使用すれば、自分の得意・個性と言った才能が見つかります。加えて、その活かし方も学ぶことができます。
才能の見つけ方 2: 自分の優れた能力を発揮する
自分の得意・個性と言った才能が見つかったのはいいけど、これらをどうやって発揮すればよいのでしょうか?
その問いに、『天才性が見つかる才能の地図』ではわかりやすく回答しています。
概要・学べる事
- なぜ好き・得意だけで才能を探してはいけないか
- なぜIQや遺伝は才能に関係ないといえるのか
- 戦略的に自分の能力を発揮する方法
先の例で、あなたが”計算が早い”という能力を持っていた場合、スポーツトレーナーよりも金融トレーダーの方が能力を発揮できるだろうという話をしました。
すなわち、才能(が発揮されて評価されている状態)とは 自分の能力×環境で決まると考えられます。
よって、戦略的に環境を分析することも重要だということです。詳しくはぜひ『天才性が見つかる才能の地図』を読んでいただきたく思います。
私なりにまとめると、才能を発揮するには次のような流れが必要だと感じました。
- 自分が戦う土俵を決める
- その土俵でどんな能力が評価されやすいのか把握する
- 自分が競合優位性を取れる能力を見つける
- それを実際の行動に落とし込み、改善していく(PDCAサイクル)
要するに、才能を発揮するには自分が持ってるもの×周りが持っていないものの掛け算で考える必要があるということです。
まとめ:才能とは自分の能力×環境で決まる
改めて整理すると…
- 私たちが使用する才能とは、自分の能力が発揮されて高評価を受けている状態
- したがって、才能を見つける方法と発揮する方法の双方が重要
- 『天才性が見つかる才能の地図』と『さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0』であなた流の才能とその活かし方が見つかる
最後に、本記事で紹介した2冊の書籍を以下に掲載します。この記事が、あなたの才能に気づくきっかけになれば嬉しいです。
- 『天才性が見つかる才能の地図』
- 『さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0』
