はじめに
フィリピン・セブ島は、語学留学や観光、リゾート滞在で多くの日本人が訪れる人気の場所です。美しい海とフレンドリーな人々に囲まれて過ごす時間は最高ですが、一方で「日本とは全く違う環境」に驚かされることも少なくありません。
私自身もセブ島に留学していたとき、「これは気をつけなければ…」と感じたことがいくつもありました。事前に知っておくとトラブルを防げることが多いので、今回は体験談をもとに日本人がセブ島で気をつけるべきことをご紹介します。
体験談紹介:日本人が気をつけるべきこと
★ 雨季のスコール
セブ島の雨季(6月〜11月)は、突然のスコールが日常的に起こります。本当に「晴れていたのに一瞬で土砂降り」に変わるのです。私は一度、徒歩で学校から帰る途中に傘を持っておらず、全身ずぶ濡れになった経験があります。特にスマホやパソコンを持ち歩いているときは要注意。防水カバーや折り畳み傘を常に持ち歩くことをおすすめします。
★ 食事と食中毒
セブ島はローカルフードが豊富で美味しいものも多いですが、日本人はしばしばお腹を壊すことがあります。特にローカル食堂や屋台は、衛生管理が日本ほど徹底されていません。私自身もたびたびおなかの調子が悪くなりましたし、友人は最初の1週間でお腹を壊し、授業を休む羽目になりました。
✅ 現地の人や先に留学している日本人に「どの店なら安心か」を聞く
✅ 食堂では清潔そうかどうかを目で確認
✅ 氷入りの飲み物は避ける
このあたりを徹底するだけでリスクはかなり減ります。
★ トイレ事情
観光客が利用するレストランやモールは清潔ですが、ローカルエリアに入ると有料トイレが多く、5〜10ペソ程度を支払う必要があります。また、ペーパーが備え付けられていないトイレも珍しくありません。私は最初にペーパーを持っていなくて、かなり困った経験があります。
→ 必須アイテム:ポケットティッシュと小銭
★ 強烈な日差しと暑さ
乾季(12月〜5月)はほとんど雨が降らず、毎日が快晴。まさに沖縄のような気候ですが、紫外線の強さは日本以上です。私は油断して日焼け止めを塗らなかった日、夜になると背中が真っ赤に腫れ上がって大変でした。熱中症のリスクもあるので、帽子・サングラス・日焼け止めは必須。水分補給も意識的に行いましょう。
★ 物乞いの子供たち
セブ市内でレストランやファストフードにいると、子供の物乞いが寄ってくることがあります。特に観光客は狙われやすく、私も何度も声をかけられました。可哀そうだと思って渡したくなりますが、一度あげると他の子供たちが次々に寄ってきてしまいます。現地の人も「安易にあげない方がいい」と言っていました。
★ スリや盗難
セブ島でもっとも注意すべきはスリです。特に「コロンストリート」や「カルボンマーケット」は人混みが激しく、観光客狙いのスリが多発しています。実際、私の友人もバッグのチャックを開けられてスマホを盗まれました。
✅ バッグは必ず前に持つ
✅ 高額な現金や貴重品は持ち歩かない
✅ 必要最小限の荷物にする
この3つを徹底するだけで、被害に遭うリスクはぐっと減ります。
▼役立ちアイテム:セブ滞在を快適にする必需品
セブでの生活は工夫次第で快適になります。私が実際に持って行って役立ったアイテムをご紹介します。
🔹 折りたたみ傘(軽量タイプ)
突然のスコールでもサッと使えて安心。現地の傘は壊れやすいので、日本から持参がベスト。
🔹 携帯用ポケットティッシュ
トイレで必須。現地で買えますが品質が低めなので、日本製がおすすめ。
🔹 セキュリティポーチ
スリ対策に最適。パスポートや現金を体に密着させて持ち歩けるので安心感が段違い。
まとめ
フィリピン・セブ島は留学や観光にとても魅力的な場所ですが、日本とは文化や環境が大きく異なります。
- 急なスコールに注意
- 食事は店選びを慎重に
- トイレは有料&ペーパーなしが多い
- 日差し・暑さは想像以上
- 物乞いやスリには毅然とした態度で対応
これらを知っておくだけで、余計なトラブルを避けられ、快適な滞在ができます。私自身、留学生活を通して「日本の当たり前が通用しない」ことを学びました。その経験も含めて、セブ島留学は人生にとって大きな財産になると思います。