はじめに
フィリピン・セブ島は日本から近く、英語留学やリゾート観光で人気のあるエリアです。透き通るようなビーチ、美味しい南国フード、そして陽気な人々…。そんな魅力あふれるセブ島ですが、「いつ行くのがベストなのか?」というのは、初めて訪れる人にとって気になるポイントだと思います。
私自身、2025年にセブ島留学を半年経験した中で、季節ごとの違いや現地のイベントに参加した体験から「ベストシーズンはここだ!」と感じた瞬間がありました。本記事では、その体験談を交えながら、**フィリピンセブ島のベストシーズン(いついけばいい?)**について詳しくご紹介します。
フィリピン・セブ島の気候の基本情報

セブ島の気候は「雨季」と「乾季」に分かれます。
★ 乾季(12月〜5月)
観光に最適なシーズン。特に1月〜3月は雨が少なく、気温も比較的安定しています。また、海も透明度が高くなります。
★ 雨季(6月〜11月)
6月ごろから雨季に入り、スコールのような強い雨が降ることがあります。ただし、一日中降り続けることは少なく、晴れる時間も多いです。留学や長期滞在なら、物価や航空券が比較的安い雨季を狙うのもアリです。
私が6月に滞在していたときは、午前中は晴れていて午後に急なスコールが来ることが多かった印象です。そのため、外出予定は少し工夫が必要でした。(折り畳み傘が必須)
体験談紹介:セブ島のベストシーズンは「1月」!

★ 理由その1:気候が最高に気持ちいい
1月のセブ島は乾季の真っ只中。雨がほとんど降らず、気温も安定しています。そのため、海や観光を思いっきり楽しめます。この時期にアイランドホッピングに出かけると、海の透明度が抜群で、気候も良く「まさに絵葉書のような景色」です。
KLOOKやVELTRA、HISなど予約サイトはたくさんあるので、事前にアクティビティをチェックして予約しておきましょう。
下の写真はモアルボアルビーチ。セブ市内(IT PARK)から車で3時間強だったと思います。
とても綺麗なことはさることながら、私が行ったときはこのビーチで野外フェスが行われていました。Summer Madnessと呼ばれるフェスに2025年の5月に参加しました。
日本では、ビーチ×フェス×ビールの確勝コンボはなかなかないので、行ってほんとによかったです。
セブ島では、ライブだけでなくフィエスタと呼ばれる祭りがあります。その時期に行けば現地の屋台や祭りの雰囲気を味わえるのでぜひ行ってみてください。
下記のブログ記事でおすすめの観光地を紹介してます。ぜひご覧ください。
セブ島おすすめ観光スポット

★ 理由その2:シヌログ祭りで文化を体感できる
1月にセブで最も盛り上がるのが「シヌログ祭り」。フィリピン最大級の宗教的なお祭りで、街全体がダンスやパレードで熱気に包まれます。
シヌログ(Sinulog Festival)は、フィリピン・セブ島最大の祭りで、毎年1月の第3日曜日に開催されます。
シヌログとは「川の流れのように前後に揺れる」という意味を持ち、ダンスのステップに由来します。カトリックの守護聖人「サント・ニーニョ(幼子イエス像)」への信仰を中心にした宗教行事です。また、同時にフィリピンを代表する観光イベントでもあります。
1521年にマゼランがセブを訪れた際、洗礼を受けたセブ女王フアナにサント・ニーニョ像を贈ったことが起源とされます。以来、この像は奇跡を起こすと信じられ、多くの人々が巡礼に訪れるようになりました。現在、この像はサント・ニーニョ教会に安置されているそうです。

マゼランクロス:サントニーニョ協会の隣にあり、マゼランが洗礼を行った記念に十字架が納められています。
フェスティバルの見どころ
- グランドパレード:色鮮やかな衣装を身にまとったダンサーたちが、太鼓や音楽に合わせて「シヌログ・ステップ」と呼ばれる独特の舞を踊ります。
- 宗教行事:サント・ニーニョ教会(バシリカ・デル・サント・ニーニョ)でのミサや巡礼が行われ、多くの信者が祈りを捧げます。
- 街全体の熱気:パレードだけでなく、コンサート、屋台、夜通しのパーティーなどが繰り広げられ、セブ市全体が熱狂に包まれます。
私がセブに着いた当日にシヌログが開催されており、地元の人々がカラフルな衣装を身にまとい、太鼓や音楽に合わせて踊る姿が見れます。
観光客も一緒になって踊ったり、顔にペイントをしてもらったりしている人もいました。
国籍関係なく、一体感を味わえるのが魅力です。
★ 理由その3:ニューイヤーの盛り上がりがすごい
日本のお正月は静かな雰囲気です。
一方、セブ島のニューイヤーは花火と屋台で大賑わいだそうです。夜になると街中で爆竹や花火が上がり、地元の人たちと一緒にカウントダウンを楽しめるそう。
まるで夏祭りのような雰囲気を真冬に味わえるのは、日本人にとって新鮮だと思います。
ちなみに私のフィリピン人の友人は、家族で盛大にお祝いをするそうです。
夜中までゲームをして、日付がかわるころには、家族みんなでカウントダウンをするそうです。(ちなみに、その家族は親戚一同が集まり、30人程度集まるそうです。)
日本では味わえない、陽気な正月を楽しんでみるのも良いかもしれません。
まとめ
フィリピン・セブ島は一年を通して楽しめますが、ベストシーズンは1月〜3月。特に1月はシヌログ祭りやニューイヤーのイベントがあります。また、気候も最高なので「観光・文化・体験」のすべてを楽しめる時期です。
私自身、1月にセブを訪れて「またこの時期に戻りたい!」と感じました。留学や旅行を検討している方は、ぜひこのシーズンを狙ってみてください。