はじめに
フィリピンセブ島留学を経験して一番印象に残ったのは、「フィリピン人ってどんな人たちなんだろう?」ということでした。はじめ南国でフレンドリーな国民性というイメージは持っていました。しかし、実際に現地で出会った人々はその想像以上に明るくてユーモアにあふれていました。
この記事では、私が留学中に感じたフィリピン人の性格や日常生活の特徴について体験談を交えて紹介します。これから留学や旅行を考えている方にとって、現地の人々を理解するヒントになれば幸いです。
体験談紹介
フレンドリーでおもしろい国民性

セブ島で生活してまず驚いたのは、フィリピン人のフレンドリーさです。
初対面でも気軽に声をかけてくれます。そのため、ちょっとした買い物が、思いがけない会話の場になることもありました。
例えば、私が英語で少し苦戦していたときでも、「日本人?」「コーヒー好き?またきてね」と笑顔で話しかけてくれることが多く、その気さくさに何度も救われました。
彼らは冗談を交えながら会話を楽しむのが得意です。なので、こちらも自然とリラックスして話すことができるのです。
Instagramのreelでフィリピン人のユーモアあふれた動画がよくあります。とてもおもしろいので、ぜひ見てみてください。
またフィリピン人の恋愛事情について以下の記事でまとめました。
ご興味あればぜひご覧ください。
フィリピン人の恋愛事情
オープンな文化!SNSで楽しいことを共有する日常

フィリピン人はとにかく「楽しいこと」が大好きです。そしてそれを共有するオープンな性格です。特にSNSの利用率はとても高いです。友人の多くがほぼ毎日のようにFacebookやTikTok、Instargramに何かしらの投稿をしていました。
しかも投稿内容は、日本人が「わざわざアップするほどでもないかな」と思うような日常の小さな出来事。例えば「今日のランチ」「友達と遊んだ様子」「家族と過ごした日曜日」「かわいい猫を見つけた」「夕日がきれい」など、本当に生活の一部をオープンにしているのです。
このオープンさがあるからこそ、人との距離が近く、楽しさをみんなで共有する文化ができているのだと思います。
特に若い世代はTikTokで面白い動画を作ったり、日本のアニメキャラクターやアイドルのダンスを真似して投稿することも多く、SNSを通じて日本文化が受け入れられているのも感じました。
日本のアニメが大人気
フィリピンで驚いたのが、日本のアニメの人気ぶりです。
私が日本人だとわかると、「ナルト好き?」「ワンピース知ってる?」「わたし鬼滅の刃(demon slayer)がすき」と話しかけられることがしょっちゅうありました。
アニメを通じて会話が広がり、友達になるきっかけになることもありました。英語が不安でも、共通の話題があることでスムーズにコミュニケーションが取れるのは大きな安心感でした。
とにかくお米が好き
フィリピン人にとって、どんな食事にもライスが必須。フライドチキン+ライスの組み合わせは国民的定番メニューで、沖縄でKFCとご飯を一緒に食べるようなイメージに近いです。

私も最初は違和感がありましたが、慣れると意外と合うんですよね。
帰国した今、結構恋しく感じてます。
最初に驚いたのはフィリピンのマクドナルドには、なんとライスが普通に売られています。メニューに「フライドチキン+ライス」というコンボが当たり前のように存在していて、日本人としては「え?ファストフードでライス?」と衝撃。
また、コンビニでもライス文化は健在。セブンイレブンのホットスナックコーナーには、フライドチキンと一緒に「白ごはん」がセットで販売されていることに驚きました。
小腹が空いたとき、チキン+ライスを買ってさくっと食べるのが現地流。日本だとおにぎり感覚でパンや麺類を選ぶことが多いですが、セブではとにかく「ライス」。
このライス好きは、酒文化にも表れていると思いました。
というのも、日本のように仕事帰りに居酒屋、という文化はあまり見かけませんでした。
フィリピン人はどちらかというとお酒より食事(ライス)中心の生活スタイルに見えます。
もちろんバーはありますが、日常的に飲む人は少なめに感じました。また、バーの中には日本人をはじめとした外国人の方が多いように感じました。
これはあくまで私の主観ですが、「お酒で楽しむ」というより「食事と会話を楽しむ」文化が強い印象を受けました。

ファストフードが好き(店が多い)

街を歩くと、ジョリビー、マクドナルド、チョーキン、KFCなど、ファストフード店がそこら中にあります。価格も手頃で、冷房完備の店舗が多いので、暑いセブでは休憩スポットとしても人気。
地元の人にとって、ファストフード=日常食。日本のように「たまに食べる特別な外食」というより、日常に溶け込んだ存在でした。
そのため、栄養管理がしづらい環境でもありました。
なので、適宜サプリメントや、自炊で意図的に野菜を取ることをおすすめします。
家族が大好き!大家族文化

フィリピン人を語るうえで欠かせないのが「家族愛」です。兄弟が多い家庭が一般的で、親戚も含めて大家族で暮らすことが多いです。そのため、集まると自然にパーティのような雰囲気になります。
特に印象的だったのは、週末に実家へ帰る人が多いこと。
友人の一人は「平日はセブ市内で働いて、土日は必ず実家に帰る」と話していました。
家族と一緒に過ごす時間をとても大事にしています。笑い声や音楽が絶えない賑やかな光景は、私にとっても温かい記憶です。
さらに、クリスマスや新年の行事はまさに盛大そのもの。
親戚一同が集まり、プレゼント交換やゲーム、歌や踊りで盛り上がります。祖父母から孫まで世代を超えて楽しむ姿は、日本にはあまり見られないスタイルで、文化の違いを強く感じました。
まとめ
フィリピン人について一言で表すなら「フレンドリーでオープン、そして家族思い」。楽しいことが大好きで、SNSで日常をシェアする姿はとてもエネルギッシュですし、日本のアニメをきっかけに話しかけてくれるなど、日本人にとっても親しみやすい存在だと感じました。
フィリピンセブ島留学を考えている方は、ぜひ現地の人々と積極的に交流してみてください。英語力に自信がなくても、彼らの温かさに触れることで、自然と会話を楽しめるようになると思います。そして、留学生活を快適にするために役立つアイテムを準備しておくことで、より充実した滞在になるはずです。