【体験記】フィリピンで感じたカルチャーショック:年中暑い国のシャワー文化と“歌う日常”

はじめに

本記事は、私個人がフィリピン(主にセブ周辺)で生活・留学した際に感じたカルチャーショックを、体験談としてまとめたものです。地域や時期、学校や滞在先によって状況は大きく異なるため、あくまで私の主観的な気づきとして読んでいただければ幸いです。宗教・文化・食習慣に関する記述も、特定の価値観を優劣づける意図はまったくありません。
構成は、年中暑い国ならではのシャワー文化日本と違う食の選択肢キリスト教が身近にある生活、そして**“歌う”ことが日常に溶け込んでいる空気感を中心に紹介します。あわせて、現地で役立った持ち物についても紹介行っております。


体験談紹介

1. 年中あついから“朝シャワー”が当たり前に(私の体感)

フィリピンの多くの地域は一年を通して気温が高く、朝から汗をかくのが日常でした。私の周囲では、**“どうせ汗をかくから朝シャワー”**という流れが自然。寮やシェアハウスでも、朝の時間帯はシャワー室の稼働率が高く、朝シャワー→日中はボディペーパーでリフレッシュ→夜はさっと流すというリズムに落ち着きました。
水圧や水温は施設によってまちまちで、タンク給湯の物件では温水量に限りがあることも。私の体験では、朝早めの時間あるいは夕方の早い時間が比較的快適でした。洗面・シャワー周りの収納が少ない部屋も多かったので、吊り下げ収納で“浮かせる”整理が役立ちます。

▼役立つアイテム

  • 吊り下げ収納(バスルーム/クローゼットで小物をすっきり)
  • 日焼け止め(朝の外出前に。ウォータープルーフ推奨)
  • 虫よけスプレー(外歩き・ビーチ・夜の屋外レストランで)

私見メモ:速乾タオル携帯ボディシートがあると、暑い日でも気持ちの切り替えがしやすいです。屋外は紫外線と汗対策が最優先。


2. 食のカルチャーショック:豚の“脳”や“血”を使う料理も(興味があればトライ)

日本ではなじみの薄い部位や食材を使った料理に出会うのも、大きなカルチャーショックでした。私が印象に残っているのは、豚の脳みそ(トスロブワ)や豚の血を使う料理(血の塊のように見えるもの)。どれも伝統的な家庭料理やローカルの味として大切にされており、現地の友人に教えてもらって初めて知る世界観でした。個人的に豚の脳みそはとんこつラーメンのスープみたいな味で好きな味でした。
味はお店やレシピによって幅があり、私には“濃厚でコクがある”と感じるものが多かったです。衛生管理に配慮している店舗を選びつつ、体質やアレルギーに注意してトライするのがおすすめ。慣れない方は無理せず、食べる/食べないの選択は自由でOKです。特に、現地の食堂は場所によっては現地の方でもおなかを壊す方がおおいので、注意必要。
野菜不足を感じた日は、スープや炒め物で補うことが多く、日本から持参した青汁粉末に助けられた日もありました(嗜好・体調によるので各自判断で)。

▼役立ちアイテム

  • 常備薬(胃腸薬・整腸・絆創膏などの基本セット)
    ※医薬品は用法・用量を守り、必要に応じて医療専門家へ相談してください。

私見メモ:スパイスや油が合わない日はサンドイッチ、パンあるいは日本食(うどんとか)が安心。水分・電解質補給を意識すると、翌日の体調が楽でした。

絶対恋しくなる出汁


3. 「教会が生活の近くにある」— キリスト教の国ならではの週末

私の滞在先周辺では、教会が生活導線の中に普通にあるのが印象的でした。週末にはミサに参加する家族連れをよく見かけ、宗教行事がコミュニティの大切な時間になっている雰囲気。旅行者や留学生でも、見学可能な場面はあります。入場の可否や撮影の扱いは場所ごとのルールに従い、露出の少ない服装静かな振る舞いを心がけるのがマナーだと感じました。
私が参加したミサでは、聖歌のハーモニーに驚きました。合唱が自然にそろうというか、子どもからお年寄りまで声を合わせることが生活に溶け込んでいる印象です(あくまで私の主観です)。宗教は個人の信仰にかかわる繊細な領域なので、敬意をもった態度で向き合うことが大切だと学びました。

▼役立ちアイテム

  • 日焼け止め(昼間の礼拝移動・徒歩観光に)

私見メモ:屋外で待ち時間が長いことも。帽子や日焼け止めは“持っていて良かった”アイテムです。


4. “歌う”ことが日常:教会もビーチも、カラオケ(KTV)も

私が最も楽しかったカルチャーショックのひとつが、歌が身近にある日常歌が上手いと感じる人に多く出会ったのは事実ですが、それ以上に「歌うのが好き」という空気が好きでした。
教会の聖歌はもちろん、カラオケ(KTVを含む)は街のあちこちで見かけ、ビーチや野外レストランでも堂々と歌う人たちがいます。観光客でも拍手や口ずさみで参加すれば、場の一体感にすぐ入れるのが心地よい。私は“Country Roads”や“Stand by Me”などのみんなが知っていそうな曲を用意しておき、誘われたときに一曲乗る、くらいの気持ちで楽しみました。
なお、施設によって年齢制限・利用規約・料金体系が異なるため、各店舗のルールに従うのが前提。音量や時間帯への配慮はお互いさまです。

▼役立ちアイテム

  • 虫よけスプレー(屋外の夜イベント・ビーチサイドで)

私見メモ:突然のスコールもあるので、小さめの防水ポーチ速乾ウエアは重宝しました。


5. 滞在準備の“ベース装備”(渡航前にそろえて安心)

カルチャーショックをポジティブに楽しむには、暑さ・紫外線・虫・収納不足への備えが効きます。最低限の“ベース装備”を整えておくと、到着初日から身軽に動けます。

▼その他役立ちアイテム

  • スーツケース(軽量・大容量・静音キャスター推奨)

まとめ

  • 年中暑いフィリピンでは、朝シャワー中心の生活リズムに自然と移行(私の体感)。吊り下げ収納などの“浮かせる整理”で水回りの快適度が上がりました。
  • 食文化は新鮮な驚きの連続。豚の脳や血を使う料理など、日本ではレアな一皿に出会うことも。衛生と体質に配慮しつつ、挑戦は自分のペースで
  • キリスト教は生活に近く、教会やミサは静かな敬意を持って接すれば、文化理解の良い機会に。
  • 日常に**“歌う”楽しさ**があるのが魅力。教会の聖歌、KTV、ビーチの歌声まで、音楽がコミュニケーションの橋渡しに(私の主観)。
  • 暑さ・紫外線・虫への備え、そして収納・衛生の工夫がカルチャーショックを“しんどさ”ではなく“面白さ”に変えてくれる。

最後にもう一度強調したいのは、ここに書いたことは私個人の体験と主観であり、場所や時期、施設によって事情は異なるという点です。尊重と好奇心を持って一歩踏み出せば、カルチャーショックは学びと楽しさの入り口になります。安全とルールを守りつつ、自分なりの“好き”をたくさん見つけてください。

—(執筆:2025年8月/一般情報・個人の体験談に基づく。医療・法律・宗教上の助言を目的とするものではありません。各サービス・商品の最新情報は公式ページでご確認ください)

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