🎓【学校・プログラム比較】フィリピン留学でわかったマンツーマンとグループ授業の違い

はじめに

フィリピン留学を検討する際、多くの人が悩むポイントが「マンツーマン授業」か「グループ授業」かという選択です。どちらも英語力向上に役立ちますが、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。さらに、学校によって国籍比率も大きく違い、クラスの雰囲気や交流の幅にも影響します。
今回は、私がフィリピン・セブ島で実際に体験した授業スタイルと、学校の国籍比率のリアルを詳しくご紹介します。これから留学を計画している方が、自分に合った学び方を選べるよう、参考になれば嬉しいです。


体験談紹介

1. マンツーマン授業の魅力

留学初日から感じたのは、マンツーマン授業の圧倒的な密度です。
1対1なので、自分が話さないと授業が進まない環境。初心者でも遠慮せず英語を口にでき、間違いもその場で先生が直してくれます。特にスピーキング力の伸びは実感しやすく、「授業中はずっと英語を話している」という状況を作れるのが最大のメリットです。

また、先生が自分のレベルや弱点に合わせて教材や話題を選んでくれるため、効率よく学べます。TOEICやIELTSなどの試験対策も、弱点補強型のマンツーマンは非常に効果的でした。

📌 持参して便利だったアイテム
長時間の集中学習では疲れ目や肩こりが避けられません。私は日本からブルーライトカットメガネを持参しました。パソコン学習や電子教材利用時の目の負担軽減に大活躍。

余談ですが、長期滞在だと日本食がかなり恋しくなります。特に出汁の味が恋しくなりますので、インスタントみそ汁や永谷園のお吸い物を持参すると感きわまること間違いありません。


2. グループ授業の良さ

一方、グループ授業は他国籍の学生との交流の場です。私のクラスには韓国、中国、台湾、中東出身の学生が在籍しており、授業中のディスカッションでは多様な視点を学べました。
さらに、授業外で一緒に食事に行ったり、週末旅行をしたりと、日常会話の中で自然な英語表現が身につく環境が広がります。

「教科書英語」だけでなく、スラングやフレーズ、文化背景に基づく言い回しも学べるのは、グループ授業ならではの魅力でした。


3. どちらが良い?私の結論

どちらにも明確なメリットがあるため、マンツーマンを中心に、週数回グループ授業を組み合わせるのが最強というのが私の結論です。
具体的には、午前中は集中してマンツーマン、午後はリラックスしながらグループディスカッション、というスケジュールがおすすめ。
これにより、短期間で基礎を固めつつ、会話力と実践力を同時に伸ばせます。

📌 おすすめ教材
グループ授業では瞬発力が求められます。反射的に英語が出てくるように、日本で日常英会話フレーズ集を準備しておくと安心です。


4. 学校ごとの国籍比率の違い

私が通ったセブ島の学校は、日本人比率がやや高めで、全体の約4割が日本人、3割が中国人、残りが中東や韓国、台湾、ヨーロッパ出身者という構成でした。
日本人が多い学校は安心感がありますが、つい日本語で話してしまう誘惑も…。逆にヨーロッパや中東系が多い学校では、必然的に英語を使う環境が強化されます。

📌 学校選びのポイント
公式サイトやパンフレットだけでなく、SNSや留学体験談ブログを活用して国籍比率を事前に調べましょう。比率はシーズンやキャンペーン時期によっても変動します。


まとめ

フィリピン留学の授業スタイルは、マンツーマンもグループも一長一短があります。初心者や試験対策重視ならマンツーマンが有利ですが、実践的な会話力や異文化交流はグループ授業が効果的。
両方を組み合わせることで、効率的かつ楽しい学習が可能になります。

また、学校選びでは国籍比率にも注目し、自分が求める環境に近い学校を選ぶことが大切です。
留学は学びだけでなく、世界中の人と繋がるチャンス。授業外の時間も存分に楽しみながら、英語力を伸ばしていきましょう。

【体験記】フィリピン留学で驚いた5つのカルチャーショック

はじめに

フィリピン留学では、食生活から時間感覚、宗教文化まで、日本とは大きく異なる日常が待っています。最初は戸惑うことも多いですが、現地の文化を知ることで、生活がぐっと楽しくなります。


体験談紹介

1. 食文化:ファストフード天国、野菜はレアアイテム

留学初日から驚いたのは、とにかくファストフードと揚げ物が多いこと。ジョリビー(現地大手チェーン)やフライドチキンは国民食レベル。新鮮な野菜はスーパーにいけば入手できまが、レストランで見つけるのは結構難しい。健康管理のため、私は日本からサプリメントを持参。

〇サプリメント

〇ビタミン


2. 時間感覚:遅れても誰も怒らない

授業や集合時間に30分遅れても平然としているのがフィリピンスタイル。最初は焦りましたが、現地の「時間にルーズ=おおらか」な文化に慣れると、こちらも肩の力が抜けます。

〇あると便利な吊り下げ収納


3. 人柄:とてもフレンドリーでおもしろい

街中や学校で知らない人から笑顔で話しかけられるのは日常茶飯事。冗談や軽いツッコミも多く、すぐ友達になれる環境です。日本のような人見知り文化とは正反対で、心地よさを感じました。

〇持ち運び式海外対応Wi-Fi


4. 宗教文化:週末は教会が社交の場

フィリピンはキリスト教徒が多数派。日曜の教会ミサは家族全員で出かける大切な時間です。観光客でも参加歓迎な場合が多く、文化体験として一度は行ってみる価値があります。
※ミサ中は露出の少ない服装がおすすめです。教会によっては半袖半ズボンだと入れないこともあるので要チェック(実体験)


5. トイレ事情:田舎では有料が当たり前

地方都市や観光地の公衆トイレでは、利用料が5〜10ペソかかることがよくあります。小銭を持っていないと困るので、常にコイン入れを持ち歩きましょう。

〇ウェットシート


まとめ

フィリピン留学は、食事や時間感覚、宗教、日常ルールまで、日本と全く違う世界に飛び込む体験です。最初はカルチャーショックの連続ですが、受け入れて楽しめば、その分だけ得られる学びも大きくなります。
準備できる物は日本でそろえ、現地では笑顔と柔軟な心で過ごすこと。それが、フィリピン生活を満喫する一番のコツです。

【滞在・生活のリアル】 留学中これだけは押さえておきたい 宿泊・衛生・ネット環境ガイド

結論

快適な留学生活のカギは、「滞在場所」「衛生設備」「ネット環境」をバランスよく選ぶこと!それぞれの特徴を理解しておくことで、ストレスの少ない留学生活を送れます。


理由・説明

1. 寮・ホテル・Airbnbの比較

  • 学校寮:登校が楽で安心。共用施設や食事付きが多く、生活リズムを掴みやすい反面、ルールが厳しく自由度は低め。例えば、自室での飲食制限、コモンスペースでの会話制限など。また寮によっては狭い。
  • ホテル滞在:清潔でプライバシー完備。短期の安心滞在には最適。ただし費用は高め。相場でいうと、一泊4, 5000円出せばある程度清潔で綺麗なホテルに宿泊可能(Agoda)。自炊が可能なホテルもあるので食費節約可能(キッチンつき)。
  • Airbnb:自炊・洗濯、現地住民との交流など生活体験が豊か。自由度高めだが、レビュー確認など事前調査は必須。

〇吊り下げ収納

〇トラベルスーツケース

2. 洗濯・水回り・トイレ事情(衛生面)

  • 寮/ホテル:清掃管理されているため衛生的。ただし水質やトイレの仕様(トイレットペーパーの流れ可否)には注意。
  • Airbnb:物件によってバラつきあり。レビューを見て設備や清掃頻度を確認しよう。
  • ※日本人はトイレットペーパーを流すことに慣れているが、現地では流してはいけないケースがほとんど。最悪トイレが詰まることも。
  • 便利グッズ紹介

〇日本製トイレットペーパー

〇ウェットシート

3. ネット・Wi‑Fi環境の実情

  • 寮/ホテル:ほぼWi‑Fiあり。ただし回線品質は施設によりまちまちなので、動画やオンライン授業をする場合はチェック必須。
  • Airbnb:物件によってない場合もあり。事前確認大切。
  • おすすめ対策

〇持ち運び式海外対応Wi-Fi


まとめ

滞在先は安心優先なら「学校寮」、快適さと自由度重視なら「Airbnb・ホテル」が候補に。特に衛生面やWi‑Fiは見落としがちですが、留学生活の質を左右します。常に最悪ケースを想定して、備えと情報収集を怠らないようにしましょう。


注記:本記事の情報は2025年最新の体験をもとに作成しています。商品リンクは楽天アフィリエイトに基づくもので、価格や在庫は各ページでご確認ください。また、現地事情は変わりやすいため、留学前には最新情報を必ずチェックしてください。

【準備編】フィリピン留学に行く前に知っておくべき3つのこと|ビザ・海外保険・航空券の選び方【体験談あり】


結論:事前準備の質で留学生活のストレスが激減します!

フィリピン留学を終えて実感したのは、「行く前の準備」が快適な留学生活を左右するということ。
特に「ビザ」「海外保険」「航空券」は、最初にしっかり理解して準備しておくべき超重要ポイントでした。

この記事では、私が3か月間のセブ島留学を通じて得たリアルな体験とともに、初心者でも安心できる準備方法をご紹介します!


1. ビザ取得の流れと注意点(30日以降の延長)

●フィリピンは30日以内の滞在ならビザ不要!

フィリピンでは、日本のパスポートを持っていれば、最初の30日間はビザなしで滞在可能です(観光ビザ扱い)。
ただし、31日以上滞在する場合は「ビザ延長」が必要になります。

●延長手続きは現地で簡単にできる

私の場合は、到着後2週間ほどで学校スタッフに相談し、移民局(Immigration Office)で延長申請を行いました。
申請は学校のサポートがあるので特に難しくありませんが、手数料がかかります(1回目で約3,000〜5,000円程度)。

●注意点

  • パスポートの残存期間は6か月以上が必須
  • 入国時には帰りの航空券(もしくは出国予定のeチケット)が必要
  • 延長手続きは余裕をもって準備するのが安心

2. 海外保険の選び方と使ってみた体験談

●海外保険は「医療費+盗難対応」付きがおすすめ

フィリピンでは食中毒や感染症のリスクもあり、医療費も高額。
私の友人が到着1週間後に食中毒(アメーバ赤痢)で体調を崩して、現地クリニックで受診し、結果1週間入院することになりましたが、保険で全額カバーできて助かりました。

また、現地ではスリが非常に多く、特にマーケット付近やイベント会場でのスリが多いです。現地で財布とスマートフォンを盗難された友人が何人もいます。

保険は以下のポイントで選ぶと安心です:

  • キャッシュレス対応
  • 医療通訳サービス付き
  • 盗難・スマホの破損などへの補償がある

私が選んだ保険はこれ

私はAIGの留学生向け保険を使いました。
出発前にネットで申し込みでき、保険証もPDFで発行されるので超便利でした。


3. 航空券の安く取れるタイミングとルート

航空券は「出発の2〜3か月前」が狙い目!

最も安く航空券が手に入りやすいのは、出発の2〜3か月前
私の場合、2か月前に購入して、**往復4万円以下(LCC利用)**で抑えることができました。

おすすめの探し方:

  • Skyscanner(スカイスキャナー)やAgodaで最安値カレンダーをチェック
  • フィリピン航空、セブパシフィック、エアアジアなどのLCCを活用
  • 平日便のほうが安い傾向あり

●注意点

  • LCCは受託荷物に追加料金が必要な場合あり
  • 遅延・欠航の可能性もあるため、余裕をもったスケジュールを

【買ってよかった持ち物5選】リンク付きで紹介!

留学準備では、以下の持ち物が本当に役立ちました。楽天リンクからそのまま購入できます!

🧳 スーツケース:容量重視!預け荷物もこれで安心

🧺 吊り下げ収納:寮の限られたスペースを有効活用!

💊 常備薬:整腸剤、風邪薬、痛み止めは日本製が安心

🦟 虫よけスプレー:蚊が多いので必須アイテム!

🌞 日焼け止め:屋外移動や海辺に必須


まとめ:不安な準備も、事前情報と体験談で安心に変わる!

フィリピン留学の準備で最も重要なのは、「情報を知っているかどうか」。
特にビザ・保険・航空券は、知っているだけで余計な出費やトラブルを防げます。

さらに、持ち物の準備も“快適さの分かれ目”になるポイントなので、経験者の声を参考にしながら、万全の準備で楽しい留学生活をスタートさせましょう!

半年間のセブ留学で本当に役立った!英語学習だけじゃない、生活を快適にする5つの必需品


【はじめ】
セブ留学の半年間、英語学習に集中できたのは「生活を快適にするアイテム」を準備していたからです。特に現地での不便をカバーしてくれた5つのアイテムは、今後留学する人にも心からおすすめできます。


【紹介】
セブ島での生活は、気候や習慣、治安の違いなど、初めての人には少しハードルが高い部分もあります。英語学習に集中したいなら、日常生活でのストレスを最小限にする工夫が大切です。以下の5つのアイテムは、私が実際に使って「持ってきて良かった!」と感じたものです。


① 虫よけスプレー(特に夜や水辺で必須!)
セブでは蚊が非常に多く、特に夜や雨上がりは刺され放題…。私は留学初日に5箇所以上刺されて、集中力がガタ落ちしました。
持参した虫よけスプレーが救世主になり、それ以降は快適に過ごせました。日本製のものは現地では入手困難なので、日本から持参するのが正解です。



② 常備薬(体調を崩したときに頼れる)
環境の変化でお腹を壊す人がかなり多いです。特に食あたりや冷房による風邪が定番。現地の薬は体に合わない場合もあるため、日本の整腸剤や解熱剤、風邪薬などを持っておくと安心。英語で薬を説明するのは大変なので、これは本当に助かりました。



③ 吊り下げ収納(寮生活や狭い部屋で大活躍)
寮やシェアハウスでは収納スペースが限られています。そんなときに大活躍したのが吊り下げ収納。衣類や小物をスッキリ整理できるだけでなく、出し入れもラクなので時間の節約にもなります。私は1軍アイテムを全部ここに入れていました。



④ 日焼け止め(毎日使う消耗品)
セブの紫外線は日本の比ではありません。ちょっと外出しただけで真っ赤になるレベル。英語学習どころではなくなるので、日焼け止めは必須です。肌トラブルを避けるためにも、肌に優しいタイプを日本から持っていくのがおすすめ。



⑤ スーツケース(最初から良いものを選ぶべき)
半年間の生活でスーツケースは文字通り“家”。私は最初に安物を使って後悔しました。移動も多いし、物も増えるし、壊れたときのストレスがとてつもない…。多少高くても軽くて丈夫なものを選ぶべきです。長期留学では“良い道具”がそのまま安心につながります。



【まとめ】
半年間のセブ留学を振り返ると、英語学習の成果だけでなく、「いかに快適な生活環境を整えるか」が成功のカギだったと実感しています。
今回紹介した5つのアイテムは、生活の質を大きく向上させてくれました。これからセブへ留学を考えている方は、ぜひ準備の参考にしてみてくださいね!

“嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え”を読んで その1~導入~


岸見一郎、古賀史健著

目次

  • 1.前半の要約
  • 2.感想

1.前半の要約

前半は以下の二点について記載されています。

①「原因論」と「目的論」の違い

②課題の分離

本記事では、①「原因論」と「目的論」の違いについて説明します。

①「原因論」と「目的論」の違い

はじめに「原因論」と「目的論」について記載します。

・「原因論」とは?

→生じた「結果」にはそれを引き起こした何かしらの「原因」があるという考え方。

例えば、家に引きこもっている人を想像しましょう。

その人が家から出たくなったのは、いじめられた経験があり、外にでるのが怖いからかもしれませんし、恋人と別れて外に出る気力がなくなったのかもしれません。

ほかにも理由はあると思いますが、いずれにしても、過去に体験した何かしらの「原因」があるから、「結果」として引きこもるという選択をとっていると考えられます。

この考え方が「原因論」です。この考え方はオーストリアの心理学者であるフロイトが提唱した概念になります。個人的には当たり前と思うくらい自然な考え方だと感じました。

それに対立する形で、アドラーは「目的論」を唱えています。

・「目的論」とは?

→生じた「結果」というものは、原因がどうであれ、結局その人自身が望んでいる「目的」であるという考え方。

先の例ではなすと、引きこもっている当事者は「引きこもっている状態」、もっと詳しく言うと「引きこもった結果、周囲の気を引いたり、心配されたり、なにもしないことを容認される状態」でいることを望んでいるという考え方です。過去の経験からくる「原因」はあれど、現在その人が引きこもっているのは「引きこもっている状態」を維持するという目的を達成したいという思想が念頭にあります。その手段として「引きこもる」という行動を選択しているのだとアドラーは考えています。

まとめると、原因論と目的論の違いは以下のようになります。

・現在の思想・性格・ものの捉え方は過去の経験から培われるという考えが原因論。

・現在の思想・性格・ものの捉え方は過去の経験が大きく影響しているものの、結局は自身の目的を達成するために選択した結果であるという考え方が目的論。

ここでアドラーがなぜ目的論を主張しているのかを以下に記載します。

・アドラーが目的論を主張する理由

・先に説明した原因論では自身の思想・性格・ものの捉え方には過去の原因があるとしております。

一方、アドラーはたしかに原因があることは否定していないものの、原因を理解するだけでは「自分が望む自由な生き方はできない」と言います。なぜなら、その原因には自身の主体的な意思は介在していないからです。

続けて、アドラーは各個人は自身で思想・性格・ものの捉え方を「選択」しているのだから、その人が望めば如何様にも後天的に変えることができると捉えています。

・「変わりたい」のに「変われない」人の正体

・アドラーの「目的論」の考え方で言うと、本当に「変わりたい」と思ってるのに「変わることができない」人もいるだろうという反論がでてきます。

結論から言うとアドラーはそれすらも自分で「選択」していると言います。

私の友人によく彼氏の不満を言い続け、別れたいとは言うものの、ずっと付き合い続けている人がいます。その人は別れて、現状から「変わりたい」と言っていますが、職場が同じだから別れることができず、「変われない」のだと言います。

この状態をアドラーの「目的論」に照らし合わせて考えてみます。

まず、彼氏に不満があり、別れたいけど別れていない状況を考えます。この状況では、日々彼氏への不満が蓄積され、当事者は疲労していきます。

一方、別れる決断をしたとします。そうすると、現状を変えることはできます。しかしながら、今までとは異なる生活に変わるため、どうしても未来への不安が付きまといます。この先のパートナーの心配、仕事の心配、お金の心配、不安は多岐のケースに別れると思います。

その現状の「不満」と未来への「不安」を天秤にかけた結果、「不満」はあるものの「不安」を抱えない現状維持を選択しているのだというのです。

アドラーはその不安に打ち勝ち、変わることを選択するには「勇気」が必要だといいます。その「勇気」については次回の記事で解説しようと思います。


2.感想

・原因論、目的論のどちらが正しいということはないと思いましたが、どちらか片方だけで事柄を捉えるのは不十分な気がしました。

例えば、他者との関係を考えます。

他者との深い関係を構築するためには、自分の性格や他者の性格を理解することが重要だと思います。その性格を理解するには過去にどういう経験を経て、どのような考え方を養ったのかを考えることが有効だと私は思います。原因論的な過去の経験にフォーカスする考え方です。

一方で、他者との深い関係を望むならば、その性格を理解した上で、「自分」がどう変わるのかを選択することも重要だと思います。「自分は内向的で言いたいことがうまく言えない。他方、相手は社交的で思ったことをすぐに口にできる。だから、相手ともっと親しくなりたいけど、自分たちはお互いのことをわかりあえない、うまくいかない。」と捉えるのではなく、「自分は内向的だけれども、メールなら相手に伝えたいことを伝えられる。だから、言いたいことがあるときはメールを使うようにしよう。」という目的論的な考え方も重要だと感じました。

読んでくださった皆さんも、もし詳細に読みたいと感じれば是非読んでみてください。

各々で解釈も異なると思いますし、私の解釈が的はずれである可能性もあります。そのため、興味があれば自分で読んでみることを僭越ながらおすすめいたします。