はじめに
フィリピン留学を考えるとき、多くの人が最初につまずくのが「英語できない…本当に大丈夫かな?」という不安です。実はこの不安、現地での過ごし方と学び方を少し工夫するだけでグッと軽くなります。さらに「1人で行っても友達できるの?」という心配についても、現地ならではのフレンドリーさと、ちょっとした声かけのコツで、思った以上にスムーズに人間関係が広がります。
本記事では、参考リンクの構成に沿って、実体験ベースで「英語の不安を越える考え方」と「1人渡航でも友達ができる行動術」をまとめました。記事内のアイテム紹介は、学習・交流を後押しするための一般的な便利グッズを紹介しています。
体験談紹介
1. 「英語できない」不安の乗り越え方:話さないと話せるようにならない
まず結論から言うと、話さない限り、話せるようにはなりません。 現地に着いて痛感したのは、完璧な文法よりも伝わることが圧倒的に重要だということ。実際、フィリピンでは英語が広く使われていますが、文法が多少ラフでも自信をもって話す人が多い印象でした。英語はコミュニケーションの道具にすぎません。100点満点を狙うより、60点でも笑顔で言い切る方が、会話は進みます。
- 最初の壁を壊す3ステップ
- 短い定型句を用意:「Could you say that again?」「How do you say this in English?」→この二つは会話が聞き取れなかったり、英語で何といえばいいかわからない時に、気楽に聞けるので、超頻出です。
- “伝える→直してもらう”を歓迎:通じなければ「Correct me if I’m wrong.」
- 話す場を毎日確保:授業以外にも、カフェ注文・買い物・寮のスタッフへの一言など、小さな会話を積み上げる
- 実感した効果的な学習サイクル
- 午前:マンツーマンで弱点補強(発音・語彙・発話量の確保)
- 午後:グループで即実践(ディスカッション・雑談)
- 夜:復習+音読(録音→自分で聞き返すと改善点が明確)
💡ワンポイント
フィリピンの方は総じてポジティブに聞いてくれるので、ミスを恐れずに話すほど、訂正と学びが増えます。「言い切る勇気」が伸びのトリガーでした。
👉 学習を後押しするプチ装備
- 英会話フレーズ集(持ち歩きやすい小型)
- ノイズキャンセリング系イヤホン(音読・リスニング集中)
2. 1人で行っても大丈夫?友達づくりのコツ:小さな常連になる
結論:1人渡航でも全然大丈夫。むしろ行動が軽くて友達ができやすい。 フィリピンはフレンドリーな雰囲気で、店員さんや学校スタッフ、クラスメイトと自然に距離が縮まります。私の場合、近所のカフェに**“小さな常連”として通うのが効きました。最初は「Hi!」「How’s your day?」の一言から。数回通ううちに、好きなメニューや出身地、週末の過ごし方の話題につながり、名前で呼び合う関係に。
日本人は現地の人から見た目で気づかれる**ことも多く、「日本から来たの?」とフランクに話しかけられる場面もありました。そこで笑顔で返せると、会話は一気に広がります。
- 声かけテンプレ(最初の一歩)
- 店員さんへ:
- “Hi! I come here often. What’s your favorite drink?”
- “Any recommendation for today?”
- クラスメイトへ:
- “I’m new here. Any tips for the city?”
- 連絡先交換:
- “Do you use Instagram? Maybe we can share places we like.”
- 店員さんへ:
- 出会いを増やす行動習慣
- 毎週同じ曜日・時間帯に同じ店へ行く(顔を覚えてもらいやすい)
- 学校のアクティビティ(発音クラブ、映画ナイト、週末ツアー)に1回は参加
- 日本語を封印する日を作る(自分の英語モードを保つ)
💡ワンポイント
「自分から先に挨拶する」「最後に名前でお礼を言う」――たったこれだけで印象が段違い。名前を覚える→覚えてもらう。この循環が、**“顔見知り→友達”**を加速させます。
👉 交流を後押しするプチ装備
- 小銭入れ(少額決済・チップ・交通)
- 携帯用メモ&ペン(名前・おすすめ店・Instagramハンドルを書き留める)
3. 授業スタイルの使い分けで伸びが加速:マンツーマン×グループの併用
最適解は“併用”。 マンツーマンは話す機会の最大化と弱点の集中補強に最適。初心者が短期間で発話に慣れるには無類の効果があります。一方、グループは他国籍メンバーと仲良くなるチャンスで、放課後の食事や小旅行に発展しやすく、日常会話ベースの自然な英語が身につきます。
おすすめは、午前:マンツーマン/午後:グループ。午前に仕込んだ表現を午後のディスカッションで即使用→夜に音読&簡単なジャーナルで定着。この**“学ぶ→使う→直す→定着”**の循環が、一日の中で完結するのが強い。
💡クラス配分の目安
初〜中級:マンツーマン4〜6コマ+グループ1〜2コマ
中級以上:マンツーマン2〜4コマ+グループ2〜3コマ(ディスカッション多め)
👉 学習効率を底上げする実用品
- 携帯型ホワイトボード/A5ノート(その日の“使うフレーズ”を見える化)
4. 学校の国籍比率:雰囲気が変わるポイント
学校によって国籍比率は季節や募集状況で変動します。私がいた時期の印象では、セブは日本人が比較的多めで、韓国・中国・台湾からの留学生、さらに中東圏の学習者と一緒になることもありました。
日本人が多い学校は安心感がある一方、日本語に逃げやすいという課題も。逆に多国籍比率が高い学校は、英語使用の必然性が高く、友人ネットワークが国境を越えて広がります。いずれにせよ、「自分はどう学びたいか」に照らして選ぶのが大切です。学校の公式発表だけでなく、最新の在校生レビューやSNS、留学エージェントのアップデートで直近の傾向を確認しましょう(比率は固定ではなく時期で変化します)。
👉 渡航準備のベーシック
- スーツケース(軽量・大容量・静音キャスター)
- 吊り下げ収納(寮やホテルでの省スペース整頓)
- 常備薬(胃腸・解熱・絆創膏など基本セット)
- 虫よけスプレー(肌に合うタイプを事前確認)
- 日焼け止め(紫外線対策・ウォータープルーフ)
※各アイテムは一般的な例です。医薬品の服用は用法・用量を守り、必要に応じて医療専門家にご相談ください。表示価格・在庫は変動します。
まとめ
- 英語は“道具”。完璧な文法より伝える勇気が前進を生みます。短い定型句を用意し、毎日少しでも声に出すことが最大の近道。
- 1人渡航でも心配無用。小さな常連になって挨拶を重ね、名前で呼び合う関係を作ると、友達づくりは驚くほどスムーズに。
- 学習は併用が最強:マンツーマンで基礎&弱点補強、グループで実践と交流。**“学ぶ→使う→直す→定着”**を1日の中で回そう。
- 国籍比率は時期で変わる。最新情報を複数ソースで確認し、自分の学び方に合う環境を選ぶのが失敗しないコツ。
最後にもう一度。話さないと、話せるようにならない。 ミスは上達の材料です。笑顔と一言の勇気が、留学経験の価値を何倍にもしてくれます。今日から「Hi!」の一歩を始めましょう。